ぺそけん

同人活動記録と日記と旅行記

腎生検で入院しました

尿検査でずーっと蛋白と潜血が出続け、「もし私が赤血操術の使い手だったら尿も操れるから有利」とか言ってたらあれよあれよと腎生検で入院することが決まっていました。
そのときの記録をブログに残しておきます。
最初に結論を書くと「いろんなブログ見て不安になってたけど、実際受けてみたらそこまで大変じゃなかった」という感じでした。

神頼みなのかあくま頼みなのかわからないお守り一式も持って行った

 

~荷造り~
初めての入院なので右も左もわからず、ありとあらゆるブログを見まくりましたが基本的には病院側が提示している持ち物だけで大丈夫でした。
それプラス腎生検後の絶対安静をのりきるアイテムがあれば完璧かな。
「収納がないから小さいバッグで」っていうから頑張って荷物減らしたのに、いざ病室に入ったら余裕でスペースがあってお辛かった。もし次入院することがあれば絶対スーツケースで行く…同じ病室の人私以外みんなスーツケースだった…うごご…

必須だと思ったもの(絶対もってけ編)
●ペン
飲んだ水と出した量を逐一メモする必要があったので、ないとどうしようもない。忘れたら買え!!!

●置き時計
腕時計を持っていったけどめちゃくちゃ見づらかったので(当たり前)もし次入院することがあれば小さいサイズの置時計にします

●ペットボトルストローキャップ
腎生検受け人の必須アイテム!!!
検査のあと5時間は起き上がれないので、これがないと寝たまま水が飲めなくて積む。
(検査直後は死ぬほど汗をかいてるので余計に…)

 私はこれを買いました。造りがシンプルで壊れにくそう&洗いやすそうなのがいいと思って…
でも1日しか使わないから使い捨てと割り切って百均のヤツでもいいかも。

●耳せん
これ!!!!

 夜寝るとき必須。みんないびきかくし寝言も言うので…。
百均の耳栓だとすべての音が貫通して無意味。念のためでもってきた↑これが本当に無音になってよかった。

スマホアーム
腎生検受け人でスマホでひまつぶしする人は必須!!!
スリコで買った安いヤツだけど検査後の絶対安静時にスマホを固定しておけるのがすごくよかった。
これとBluetooth接続のイヤホンとトラックボールマウスでずーっとアニメみてた。
トラックボールマウスはあっても無くてもよかったかも。
ただ安いアームだからか?スマホをタップすると反動でしばらく携帯がぶるんぶるん揺れるので、その点ではマウスありのほうがいいかもしれない。

●室内履き
いちいち靴履き替えるのめんどくさいので…。
そんなたくさん歩くわけでもないのでぺらんぺらんの携帯シューズでも大丈夫でした。かかとが踏めると便利。
クロックスNGと通達が出てたけど普通に履いてる人はいた。便利だもんね…。

持っていってよかったもの(人による編)
●紙コップ
日中の水分補給&歯磨き用に。予備でちょっとしか持って行かなかったのを悔やんだくらい大活躍した。
ある程度使ったらそのまま捨てられる気兼ねの無さがいいです。

●電源タップ、充電器
いろんなガジェットを持ちこんだので必須でした。ありとあらゆるものが充電が切れたら悲惨。
ただ私が入ったのが新しめの病棟で、枕元に大量に電源があったから最悪タップがなくてもなんとかなったかもしれない。

●ポケットwifi
仕事してたんで必須でした。
容量を気にせず動画が見られてアド!!!

●ジャージ
入院着の上に羽織る用。というか家⇔病院の行き帰りもずっと着てた。着替えもっていくのめんどいから…。
病棟の外に検査を受けにいくときやコンビニにいく際に着てました。
ポケットにファスナーがあるので貴重品を入れて手ぶらで移動できてよかったです。


意外となくてもよかったもの
●S字フック
絶対必須の入院グッズ扱いをされているのでベビーカー用のしっかり固定するやつを持っていきましたが、なんと出番ナシ。

●キャミソール等のインナー
病院内はあたたかいのでキャミをきてるほうがあつい。荷物を減らすため泣く泣く家においてきたけどなくてもよかった

●フタつきプラカップ
食事のときに持参したカップを使う病院もあるみたいだけど私の行ったところではなくて大丈夫でした。
日中の水分補給は紙コップで十分だった。洗うのめんどくさいし…

●消毒グッズ
病院内のいたるところに設置してある。自分で用意しなくてOK

いろんな入院ブログを読んでいたときにはわからなかったけど
院内のコンビニで必要なものは全部買えるので、あんまり忘れ物の心配をしなくてもいいな~と思いました。
あと私の行った病院ではお茶のサービスはなく、飲み物は各自用意しなきゃいけないのも想定外でした。気になることがあったら入院前に聞いておくのがいいですね~

~入院日記~

■1日目
昼過ぎに入院。病棟の説明を受けたあといくつか検査をしたけど基本暇。
コンビニで買いものしたり病院内を探検したりPC開いて仕事したりしてました。
夜は不安と周囲のいびきで全然眠れず、百均の耳栓を即捨てた。

■2日目 検査当日
昼前の検査にそなえ朝食は半分だけ。食後は病室で点滴など準備してもらいます。
初めて点滴のガラガラをひっぱって歩くことになり、「病人みたいですね」とはしゃいでしまった(私もたぶん病人なのに…)
ガラガラを引くのは人生で一度はやってみたかったことなので実績解除できてよかったです。

時間になったら処置室へベッドと一緒に行きます。
私は自分で歩けたので、後ろから看護師さんがベッドを押してついてきてくれました。
処置室に入ったらあとは数々のブログで見た通りの流れ。
腎生検は背中から針を刺して腎臓の細胞を採取する検査です。
いつも思うけどロボットが働き自動車が空を飛ばんとしている時代になんで人体への検査ってこう原始的なんだろうね?!

心電図や血圧測定の準備などを看護師さんに済ませてもらったあとついにお医者さんが登場。
うつぶせになり、背中を念入に消毒され、しゅくしゅくと検査が進められました。
背中に刺す麻酔の針は鍼灸の針と大してかわらず、痛みがほぼなくて拍子抜け(でも筋肉を割って針が入ってくる異物感がちょっと気持ち悪い)
本丸の生検針で細胞を取るときも体の奥に衝撃+めちゃくちゃ腰痛が辛いときの重鈍い痛みくらいしかなくて、こんな拍子抜けなことがあるか?と思いました。途中ちょっと麻酔切れたけど全然耐えられる痛みだった。

つつがなく3回で採取が終わったあとは、止血のために15分間ぎゅうぎゅうに刺した部分を押されます。
これも圧強めの指圧と大して変わらないレベルでした。
ただずーっとうつぶせ+マスク着用+頭の上に抗菌の紙や布がかぶせられて空気がこもってる の三重苦でとにかく酸欠と暑さが辛かった!
なんなら検査中いちばんしんどいのはそこだった。

15分の止血が終わると検査終了。
ベッドに横になったまま病室に運ばれ、腰を砂袋で固定された状態で5時間絶対安静です。
腎生検を受けた人みんな言ってるけど、ここが一番つらかった!本当につらかった!!!あんな腰痛そうそうない!
検査終わったら昼食だって看護師さんが言うから耐えたのに(朝食少なくて空腹がMAX)結局お医者さんの指示でお昼ナシになったのもまたしんどかった。(小学生???)
たった5時間 寝て逃げるにも腰痛で眠れないので、せめて明るい気持ちになろうとバキ童チャンネルを見たら笑いすぎて腹の穴に障ったので大人しくずっと録り溜めしてたチェンソーマンと水星の魔女を見てました。
っぱこどもデンジくんかわいいわ。父親のせいでつらい思いをしてる少年キャラは最高。

痛みとは別の話ですが、検査後1発目のトイレはベッドで寝たまま容器の中にしなきゃいけないのも気がかりでした。
トイレじゃないところで用を足すのは案外難しいと聞いていたからうまくできるか心配だったけど、まあなんの障りもなく爆速で完遂でしたね。
看護師さんがなかなか成果物を回収しにきてくれなかったので、今地震が起きたら大変なことになるなあ…と思いながら待っていました。

そんなこんなでアニメを見続けて5時間の絶対安静が終了。
翌朝エコーで腎臓を確認するまではトイレのときだけ立って歩いてOK。…ということになっていたものの、夕飯は普通に起きて食べてOKだったし、実質自由の身でした。
病院によっては強制カテーテルだったり翌朝までずっと絶対安静らしいので、それに比べると私のいった病院は優しいと思います。

夕食後歯を磨いて、消灯時間までちょっと休憩…と思ったあたりから記憶がなく10時間爆睡して翌朝の起床の放送で目がさめました。
ショートスリーパーのわたくしにしてはありえないほどの長時間睡眠 相当疲れていたと見えるね…

■3日目
この日は何個か検査があるだけでほぼ自由時間。病院内も好きに歩いていいというので仕事してました。
体調は特にいつもと変わらず。体を動かしたり笑ったりお腹に力が入ると腎臓が痛いくらい。
でも常にぼーっと頭が働かないのであまり考えずにできる仕事をガリガリ進めました。
この日は節分。夕飯に太巻寿司がでたので、でびちゃんの恵方巻食べる配信を観ながら食べました。


www.youtube.com

地元のくるみが入ってる太巻が食べたいよ~

■4日目
今日で退院!食後→退院時間まで1時間しかないので急いで片付けをしました。
このとき急な仕事が入ってしまい、二重で大変だった。
先生の確認を終え、必要な書類にサインをしたら割とあっさり退院。お世話になりました…

病棟を出て明るく歩きだしたものの、腎臓が痛い!!!
今までルームシューズでチンタラ歩いていたから気づかなかったけど、スニーカーでてきぱき歩くと全身に振動が走って思いの他痛い!
くしくも土曜朝の病院、人であふれかえっていたので「今ぶつかられたら痛くて崩れてしまう…」と身の引き締まる思いでした。
自力で帰るのは絶対ムリと察し(しばらくは階段ものぼらないほうがいいって言われてるし…)しめやかにタクッて帰宅しました。
帰宅後は荷物をアンパッキングしつつ洗濯機をまわし、即お風呂!!!
1日目しかシャワーをあびれなかったので生き返った思いでした。
(3日目の夜に水のいらないシャンプーをしたら髪が濡れ臭くなってとても辛かった。もうしない…)

お風呂に入りながら腎生検に使う針がどんなものかぐぐってみたら(受ける前に見たら絶対怖くなるから退院するまで見ないようにしてた)スパイファミリーの母が持ってる武器みたいなやつが出てきて震えあがったね。
こんなキリみたいなものを私の体に刺して腎臓の細胞をとったんですか…?
2023年にもなってなぜこんな原始的な手段が許されている…?
ほんと事前に画像検索しなくてよかったです。


こんな感じで4日間で検査入院が終わりました。
案ずるより…という言葉の通り、心配していたほどのツラさはなくてホッとしました。
病院の方針が優しかったからかもしれない。
今回は検査ということでたぶんここからが本番ですが、この先もあんまりしんどいことなく回復するといいな~と思っています。

あとお金のことですが、概ね想定内の金額でした。
限度額適用お願いしてたけどそこまではいかなかった。
今後保険金の請求をするので、そのへんのこともまた追記するかも!
先立つものは大事だからね…。

みんな、健康診断は毎年ちゃんと受けよう!