ぺそけん

同人活動記録と日記と旅行記

文章が下手だという気づきと小説同人

最近自分は文章が下手だと改めて実感させられる出来事が多くてつらい。
文章特には練習しなくても、書ける人はある程度書けると思うんですが
(だから今までずっとマンガを描いてきた人が突然うめぇ小説を
「初小説です!」とアップすることもままある)
私はその「最低限書ける」初めの一歩から1ミリも動いてないんじゃないかという不安に
最近かられまくりです。(気づくのが遅い…?)

私は表現がワンパターンでただただ文章がつたない。
だから無限に語彙があるのでは!?と思うくらいいろんな表現ができる人や、
きらきら輝くような美しい文章が書ける人は本当に本当にうらやましい。
でも「私もこうなりたい」とは思えない。
圧倒的にうまい文章をみると「私もこうなりたい」と思うことすらできない。
「こうなれる」という未来を信じられない人間は「こうなりたい」と思わない。

学生のころ、先輩に「あんたは性格が雑だからなぁ。あんたの手料理なんて
『火通したから食べや』くらいなもんだろ」と言われて、まったくもってその通りですと
ぐうの音もでなかった。
私の文章もそれと同じで、「ギリギリ意味がわかるからいいだろ」くらいの拙さ。
料理でいったら茶色い食べ物!LINEカメラでフィルター使ってもおいしそうに見えない!
私の文章は全部茶色いおかず!!!
でも毎日食卓に並ぶのは茶色いおかずばっかりじゃん!!!
読めればいいんだよ読めれば!!!だってこれ同人小説なんだもん!!許してくれ。

でも同人界というのは優しい世界で、文章の巧拙は別に問われない。
萌えれば許される。(そういえば最近萌えって言わないね)
よく「小説同人というだけで読んでもらえない」という意見を見るけど私はそうは思わなくて、
逆に小説同人だから拙くても読んでもらえてると思う。
例え文章が拙くてもエピソードやセリフで萌えられれば正義…。
いい世界じゃないか…。

…そういえば、「うまくなったら同人誌をつくりたい」という人を時々みかけるけど
そんな日は永遠に来ないと思います!!!!
自分が上手いと思って同人誌かいてる人がどれだけいるんだよ。
先日『同人王』という漫画を読んだら、「絵や漫画を練習せずに
ひたすら同人誌をつくって、そのなかでうまくなっていく」という人が出てきた。
たぶんだけど、世の中の同人誌書く人はほとんどこれなんじゃないかな。
ちゃんとひとつの作品の形にしなきゃスキルは上がらない。
いつか、いつかと口で言って先のべにするよりひとまずメチャクチャでいいから
形にしたほうがスキルアップすると思うんだけどな…。

もしかしたらその作品に「面白かったです」といってくれる人がでてくるかもしれないし。
それは最高に気持ちのいいことだよ!!!
そうでなくても、本が完成するというのはものすごく気持ちいいことなんだからさ。
そういう気持ちいいことを一人でも多くの人にどんどん体験してもらって、
もっともっと本を作っていってほしい。(宗教の勧誘?)

同人誌を作るのはとても気持ちがいいことで、それは「自分は下手だ」と自覚するときの苦痛より
何億倍も強い快感だと思う。
だから「私下手だな~」と思ってても同人誌を作ってしまうし、
「まあ茶色い飯みたいな文章でもいいじゃん」と思っちゃうんだな
これだから上手くならないんだろうな…。